明蘭が占いで使うタロットカードについて解説します。
タロットカードの歴史
タロットはいつの時代から存在し、どこで生まれたのか。実はその起源ははっきりと分かっていません。絵札が様々な国で存在しているからです。それがタロットカードかどうかも明確ではありません。中国、インド、エジプト、フランス、イタリア...と、それぞれの地域で起源説があるのです。
そのなかでも現在、記録に残っているものとして最古のタロットは、「シャルル6世のタロット」です。
1392年、フランス ヴァロワ朝の第4代国王であるシャルル6世に遊戯用で56枚のカードを購入したと記してあります。
実際には1470年頃、イタリアで制作された説が有力なようですが、パリの国立図書館に保存されています。
タロットカードの構成
一般的なタロットカードは78枚で構成されています。そのなかでも22枚の大アルカナ、56枚の小アルカナに分けられます。アルカナには「神秘」や「秘密」といった意味があり、大アルカナは物事の本質や概念、小アルカナは短絡的に解決できるアドバイスや出来事を表します。
また、カードをまとめたものをデッキとも呼びます。大アルカナだけのデッキでも占うことができますが、小アルカナを合わせたデッキだとより具体的なことを占うことができます。
● 大アルカナ
0〜21番に割り振られたカードがあり、それぞれに物語が存在します。0番の「愚者」が成長していき、21番の「世界」へと旅をしていく魂の物語を表しているため、「愚者の旅」とも呼ばれています。壮大なテーマを扱うため、物事の本質や概念を示します。
● 小アルカナ
各14枚ずつ、①棒(ワンド)、②金貨(ペンタクル)、③聖杯(カップ)、④剣(ソード)の4つのスートに分かれます。これは「ヌーメラルカード」と呼びトランプでいう①クラブ、②スペード、③ハート、④ダイヤに相応します。「ヌーメラルカード」は「愚者の旅」のなかで起こる具体的な出来事やアドバイスを示します。
一方、この4つのスートのなかには必ずページ、ナイト、クイーン、キングが入っており、これを「コートカード」と呼びます。「コートカード」は相談者自身や周りの人、これから出会う重要人物などの人物を示します。
タロットカードで占えること
基本的に恋愛、仕事、金運などどのような内容でも占うことができます。あなたの今の状況がタロットカードに投影されるので「現時点で」の結果を教えてくれます。客観的に自分のこと、周りのことを知ることができるのでタロットがあなたの手助けをしてくれることでしょう。
例えば...
● 恋愛
- ・あなたの恋愛がどんな展開になるか
- ・恋愛成就のためのアドバイス
- ・今後の出会い運や結婚運
- ・好きな人があなたをどう思っているか
- ・復縁することができるのか
● 仕事
- ・職場の人があなたをどう評価しているか
- ・今の仕事を続けたらどうなるか
- ・今日の会議が上手くいくか
- ・もし転職をしたら成功するのか
- ・仕事の失敗を乗り越えられるか
このように様々な内容を占うことができます。特にタロットは恋愛のお悩みとの相性が抜群だと思います。復縁、結婚、片思い、浮気などどんな状況の恋愛に対してもヒントを与えてくれます。実際の鑑定でも恋愛のご相談が非常に多いです。